ケーススタディ:瓦礫撤去と庭作り

これは、石巻市渡波の個人所有の土地でINJMが作業した記録です。門脇小学校(写真の、崩壊している白いビル)の近くにあり、この地域の皆さんは、津波の被害を受け物理的にも、精神的にも酷いダメージを受けました。押し寄せる波が家々を破壊し、後に泥や瓦礫など様々なものを置いていったのです。2、3軒の家だけがかろうじて残っていたという状況でした。

その中で、あるお宅がINJMに連絡をしてくれ、自分の家が建っていた土地の瓦礫を撤去してくれないかという依頼がありました。連絡をしてくれた女性は、その場所に、「津波の被害を受けた人たちの事を追悼して花を植えたい」という気持ちでいらっしゃいました。

活動例:瓦礫撤去、土ならし、花植え。

実質活動時間:2日(ボランティア14名)

活動の詳細:

(左写真)作業前の現場の様子(中央/右写真)作業準備をするINJMメンバー

実際にこの現場では、とくに難しい作業はありませんでした。8ヶ月間もの間誰も手を付けていない場所だったので、まず最初に雑草を取り除き、地面から根っこを引き抜きました。熱意あるボランティアが集まっていたので、この作業は最初の1日で終了することができたのです。(下の写真参照)

(左写真)日中の作業現場(右写真)作業初日での成果。土ならしまでできました。

翌日、ボランティアは表面近くの土を取り除きました。(津波被害で多くの塩を含んでいたらからです。)そして、花やその他の植物を植えました。これだけの雪が降って寒い中でもボランティアが作業をやめなかったのが、彼らの熱意の証だと感じられました。

(左写真)雪の中で花と植物を植えるINJMボランティアメンバー(右写真)完成した庭

INJMは、このプロジェクトに力を注いでくれたボランティアメンバーに感謝しています。

そして、この亡くなった方々を想っての「庭作り」という作業をくださった土地のオーナーにも本当に感謝しています。来る春にこの庭に花が咲き、被害を受けてそう景色の変わらないままのこの地域を少しでも彩ってくれることを祈ります。この場所のように、まだまだ手を入れる必要のある場所が沢山あります。もし時間と労力さえつぎ込むことができれば、それらの場所を美しい庭に変えていくことができるのに・・と思っています。

作業現場のオーナー、松村さん(中央)とINJMボランティア

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